本と本棚と人生の物語「本棚の本」/赤澤かおり

内容
料理家、古書店、酒屋、デザイナー、カメラマン……それぞれに生業を持つ仕事人たち。編集者である著者が敬愛する19組の本棚を訪ねて、たっぷりと話を聞きました。それぞれの人柄と仕事ぶりを知る著者が引き出す、本と人生の物語。おすすめ本を300冊超紹介。

 

本棚の本 [ 赤澤かおり ]は『仕事人の本棚』として連載されていた人気web連載が書籍化されたもの。
完全に、タイトルに一目惚れ。本棚を巡る旅ということで、興味津々で買いました。

 

著者・赤澤かおりさんが「この人の本棚を見てみたい」と思った人のところへ訪ねていき、好きな本や仕事や生き方の話までいろんなお話をインタビュー。
人の本棚って普段なかなか見る機会がないので、職業も年齢もばらばらの人たちの19の本棚を巡る旅にわくわくがとまりません。

本棚や好きな本や読書の仕方は、本当に人それぞれ。
人柄が現れていたり素敵なギャップがあったりして面白いです。
わたしも友人や気になる人の本棚を見てみたい!と思いました。

私はどちらかというと言葉自体が好きで、活字中毒気味だという自覚があります。同時に、本を買うときってついつい自分の好みのジャンルばかりに偏りがち、読んで終わりがち、という自分の傾向に気づかされました…。もっといろんなジャンルを読んでみたい。

あと、楽しみ方も読むだけではない、ということ。ビジュアルで楽しんでも良し、インテリアとして楽しんでも良し、人にプレゼントしても良し。人それぞれの本との付き合い方があって、勉強になります。

本って楽しみ方の幅がとても広い。
本の本を読んだり、書評を読むと自分の興味の幅も広がって楽しいです。